名入れタオルとはどういう物か?
その1「悲しき名入れタオル」
「今年も1年ありがとうございました。来年もよろしくお願いします」昨年の年末に、いきつけのガソリンスタンドの店員さんから、そんな言葉といっしょに、「つまらないものですが・・・」と粗品を2ついただきました。
一つは、翌年のカレンダー、そしてもう一つはビニール袋に入った小さなタオル・・・。その小さなタオルを良く見てみると、のしがかかっており、「粗品 ○○商店」と書かれています。
そして、のしの下にある白いタオルにも、紺色で「○○商店」と書かれていて、おまけに住所や電話番号まで書いてあります。
・・・と、こんなこと、みなさんも経験がありますよね?
さて、いきなりですけど、その粗品のタオル、今どうなってます?
「速攻で雑巾にした」
「洗車用のタオルとして、クルマの中に入れてある」
「どこへ行ったかわからない」
いかがですか?大よそこんな感じになっているんじゃないでしょうか?お世辞にも、貰ってすごく嬉しい!という風には思えないですよね。
ご存知の通り、タオルなんて毎日使う生活必需品のようなものです。それをわざわざタダで貰ったにも関わらず、どうして嬉しくないのでしょうか?
答えは簡単です。
「ダサイから」 これにつきますよね(笑)
確かに、自宅の洗面所なんかにかけてあるタオルに「○○商店」という文字がはっきりと写っていたら、何だかイヤですよね?
ましてや、外でタオルを使うときにも同様で、なんとなく気恥ずかしいですよね?
そんな悲しい運命を背負っているタオル、それが今回の主役、「名入れタオル」です。
そもそも、名入れタオルは読んで字のごとく「名前の入ったタオル」ですから、その名前を読んでもらうことに意味があります。それなのに、雑巾になったり、しまいこまれたりしては意味がありませんよね。
でも、名入れタオルには、見てもらいたくても見てもらえない大きな矛盾点があるのです。
ご存知の通り、名入れタオルはお店や会社の販売促進グッズです。つまり、売り物ではなく、無料でお配りするものですよね。
ということは、お金は全部そのお店や会社持ちということになります。
となると、あまりコストをかけるわけには行かないので、ありきたりの物かそれ以下になってしまいます。その結果、見てもらえないということになるわけなんですね。
これはタオルを作っている側からすると、ものすごく寂しい話です。
折角、宣伝のためにお金を使っていただいているのに、その役目を果たせないなんて、残念なことです。
「もっとやり方をかえれば、きっと名入れタオルはその効果を発揮する」
その方法をお伝えしたくて、ペンを取り・・・いやパソコンの前に座りました。
本当の意味での販促タオルにしていただければと思います。