中国産やベトナム産など名入れタオルに使用するタオル生地


プリントタオルの場合、プリントにかかるコストはさほど変化しません。
そのため、コスト的に大きく影響するのはやはり生地ということになります。

泉州の生地を使う理由は、今治の生地よりも安いということがあります。

では、なぜ泉州の生地の方が安いのでしょうか?

これも前作でご説明していますが、タオルの生地というのは、横糸と縦糸を織り込んで作って行きます。この糸の本数が、泉州は今治に比べて少ないのです。具 体的にいうと、泉州は1インチあたり縦糸32本、横糸35本が基本、今治は1インチあたり縦糸45本以上、横糸45本以上が基本です。

単純にみても、縦横それぞれ10本程度糸の本数が違いますよね。これだけでも、原価には大きく影響してきます。

それに加えて、双方の加工工程の違いによる部分も大きいです。

詳しいことは、企業秘密になるので言えませんが、今治の方が泉州よりも工程が少し多いと思ってください。元々原材料の糸の本数が多い上に、加工工程が多いわけですから、必然的に今治は泉州よりもコスト高になってしまっているのです。
確かに今治のタオルは生地の密度も高いので、オリジナルプリントタオルには最適ですが、名入れタオルということになると、泉州でも充分に品質の高い製品を作れます。
そのため、コストをかけられない名入れタオルには、泉州の方が向いているというわけなんですね。

弊社でも名入れタオルは基本的に泉州ものにしています。
時折、コストの兼ね合いで中国やべトナム産のタオルを使ったりしますが、やはり国内産の方が、出来ばえも安心感も高いと言えますね。

 

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