注染(本染め)手ぬぐいをオリジナルで製作する際の型紙・糊・置型

型紙
型紙の紙となる渋紙は三重県伊勢の白子や鈴鹿で作られる。
そのため「伊勢紙(いせがみ)」とも呼ばれ、上質な和紙に柿渋を何度も重ね塗り、手間と時間をかけて作られる。


餅粉と糠から作る澱粉質のもの、海藻から作るものがあり、染料の種類によって使い分ける。

型置
手ぬぐいは反物の状態(一反 約12m)のままで型置と染色が行われ、染め上がった後に規定のサイズにカットされる。

型置は、まず木枠に型紙を鋲で止め、木枠が毎回一定の位置になるよう型置台には目印が付けられる。その目印に合わせて型置を行った後に、手拭いの長さに合わせて布を折り返す。折り返された布の上に二度目の型置を行う。

再び布を折り返して三度目の型置行う。

これを繰り返すことで折り返した布と布の間には、型置の糊が一度ずつ挟まれていることになる。このように目印に合わせて一定の位置で型置を行うため、糊が付いている箇所は布の上から下まで同じ位置になる。

あとは製作枚数分同じ作業をひたすら繰り返す。

詳しくは、注染手ぬぐいの動画ギャラリーをご参照下さい。