それではここで、本染め手ぬぐいがどのような場面で使われているかをご紹介しましょう。
最もポピュラーな使われ方としては、剣道の道具としての使われ方です。
ご存知の通り、剣道のお面をかぶるまえに必ず頭に手ぬぐいを巻きますよね?あれをタオルやハンカチで代用していると言った話は聞いたことが無いですから、 剣道の世界での需要は100%ということになると思います。中学や高校の剣道部からの依頼は、今でも本染め手ぬぐいの大得意様ですね。
また最近では、ミュージシャンの方たちが、コンサートグッズとして、手ぬぐいを採用するケースが増えてきています。
若い人の新しい感性が、手ぬぐいという伝統的な文化と結びつくということは、とても意外な感じがしますが、今、心の時代とか、癒しといった言葉が良く聞かれるように、何か人の心に対して、安らぎや優しさを感じる物が受け入れられているのかも知れません。
ただ、その一方で、本染め手ぬぐいの難点であるところの、「納期がかかる」 「サンプルを作ることが出来ない」 「型代が必要となる」といったことがネックとなり、発注まで至らないという残念なケースもあります。
「それでも、本染めで作りたい」というお客様に対しては、この上記3つのことをきちんと説明し、納得していただいた上でお作り頂いていますが、それ以外のお客様には、この次の章でお話します「プリント手ぬぐい」での製作をおすすめしています。
こういった一般的な受注の他に、工芸品というか、芸術品として手ぬぐいを発注していただく方もいらっしゃいます。
手ぬぐいは、小ロットでの製作が可能ですから、それこそ1枚きりでも作ることが出来ます。そのため、かなり手間隙をかけて、1枚を仕上げることが可能ですから、それこそ1枚の絵や彫刻を仕上げるような感覚で、手ぬぐいを作っていけます。
こうして作られた手ぬぐいは、本当に素晴らしい物です。実際に、そういった手ぬぐいを額縁に入れて飾るというニーズもありますから、伝統工芸として、その価値を上げていくということも、今後視野に入れてよいのかも知れませんね。
本染め手ぬぐいのオリジナルは手ぬぐい神野からお問い合わせ下さい。
剣道やミュージシャンのグッズに使われる本染めのオリジナル手ぬぐい
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