オリジナルバンダナ

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バンダナの製造方法、特徴

その1 「バンダナの製造方法」

バンダナといえば、用途は色々です。レストランやカフェなんかで、スタッフが頭に巻いたりしていますが、その他にも、バイクに乗る人が首に巻いていたり、ピクニックのランチを包んだりしますよね。変わったところでは、自動車のシートのヘッドレスト(頭があたる部分)に巻きつけている人もいました。まあ、これは実用と言うよりファッションでしょう。

確かにバンダナは、ハンカチよりも大きく、丈夫な生地なので、頭や首に巻いたりも出来るし、ちょっとした風呂敷代わりにも使うことが出来ます。
そして、色もカラフルだったり、柄がついていたりするので、ちょっとオシャレなアイテムだとも言えますよね。

そんなバンダナですが、どこで生まれて、どう作られてきたのでしょう?
ちょっと気になって調べてみました。

バンダナの起源は、インドで絹のハンカチに柄をつけるため、絞り染めを施したものが、ヨーロッパに渡って普及したという説と、メキシコの伝統工業だった木綿の加工品が、アメリカに渡って、カウボーイたちの首に巻くアイテムとして広まったという説があるようです。元々、綿製品をオシャレに加工したものですから、その両方の説それぞれ正しいのではないでしょうか?

オーダーメイドのバンダナは、基本は木綿生地になります。
最近では、ポリエステルのような化繊も増えてきているようですね。
バンダナで使う生地は、コンパスと呼ばれている物が標準です。
コンパスの素材は木綿ですが、一般的なサイズとしては、53×53センチとなります。もちろん、他にもサイズはあります。例えば大判として66×66センチ、70×70センチといった物もあります。コンパスの他に厚手のキャンブリックと薄手のローンといった物もあります。

実際に作る時の生地の幅は約1メートルちょっと。
53×53センチなら、横並びで2枚作れるということになります。

これが、66とか70だと、2枚取とれないので、1枚とって残りがロス(捨てる)部分となります。
生地を有効利用できないわけですから、その分、価格が高くなるというわけですね。

次に、バンダナのプリントですが、顔料によるスクリーンプリントになります。
ただし、この顔料なんですが、タオルの物とは違い、高級な顔料を使用しています。
具体的にいうと、非常にサラサラしていて、生地によくなじみます。
バンダナが、顔料プリントを施したタオルのようにゴツゴツしないのは、質の違う顔料を使っているからなんですね。

バンダナといえば、ペイズリー柄のような、同じ模様を前面にプリントした物が一般的ですが、こちらも技術進歩によりタオル同様色々なデザインが印刷出来るようになりました。
特に最近では写真の画像なんかもプリント出来たりしますから、バンダナについてもデザインの自由度が随分と広がったなあと感じています。

その2 「賢いオリジナルバンダナの作り方」

さて、それでは、バンダナを作る際に、どのようなことに気をつければ、一番効率的に作るのでしょうか?
コストの面を中心に考えていくことにしましょう。

やっぱり効率よく作るには、ロスを作らないことが一番だと思います。
先ほども言いましたが、バンダナの生地の幅は約1メートル。
ここからバンダナを作る際、効率的なのは捨てる生地が出ないことになります。
となると、単純計算で50センチ相当のバンダナを2枚ずつ作れることになりますから、それよりも大きいサイズや逆に小さいサイズだと、捨てなければいけない生地が増えることになります。
そこを考えると、53センチサイズのバンダナを作ることが一番ロスのない方法ということになりますね。

あとは、ロットの問題です。
バンダナは、タオル以上にロット数が大きくなります。
通常の場合、400枚が最低ロットと言われています。
この数が、業者もお客さんも損の無い経済ロットになります。
なので業者によっては、「400枚以下はお作り出来ません。」ときっぱり言い切るところもあるくらいです。
弊社の場合は、100枚くらいならお受けすることが可能です。
しかしその場合、オリジナルのバンダナ1枚あたりの単価は、400枚作成時の3倍に跳ね上がります。
コストが割高になっても良いということでしたら、お受けすることも出来ますが、それ以前にバンダナでなければいけないか?ということを考えていただくのも一つの方法だと思います。

その3 「バンダナに変わるもの」

今までの説明を振り返ると、バンダナはオリジナルプリントには、あまり向いているとはいえないかも知れません。
ただ、私たちのイメージとして、「バンダナをオリジナルグッズで作るといいんじゃないか」という部分があり、それが「バンダナを作りたい」という思いに変わっているのだと思います。

だったら、バンダナよりもオリジナルプリントに向いていて、同様の役目を果たす物を採用すれば良いのではないでしょうか?
まず、オリジナルプリントを施したバンダナの使用目的は、頭に巻いたり、首に巻いたりと、体につけることが一番多いのではないかと思います。
お弁当を包むという用途には、あまり使われないのではないでしょうか。
であれば、同様に頭に巻いたり、首に巻いたり出来て、尚且つ小ロットにも対応し、コスト的にもバンダナより有利なアイテムを選択するというのも悪くはない話です。

では、そういったアイテムに何があるのか?ということなのですが、今までも少しお話しました通り、手ぬぐいがバンダナの代役を果たしてくれます。
「手ぬぐい」のページでもご紹介しているのですが、Jリーグのサポーターグッズとして、プリント手ぬぐいのご注文もよくいただきます。
スタジアムでは、サポーターのみなさんがちょうどバンダナのようにこの手拭いを頭に巻いたりしているのを拝見しました。

手ぬぐいなら、もっと少ないロットで可能ですし、それこそプリント手拭いであれば、バンダナにプリントするのと、雰囲気的にはほぼ同じです。
違うのは生地の厚さと、真四角なのか、細長いかの違いぐらいです。