オリジナル風呂敷

オリジナル風呂敷

オリジナル風呂敷


オリジナルの「風呂敷」について

まず、手拭いとどこが違うの?ということなのですが、大きな特徴の一つとしては、サイズの違いがあります。手拭いは、長方形で長さや幅に自由度があるのに対して、風呂敷は正方形で作られます。(大きさは、用途によって色々あります)それから、生地も違います。手拭いは、薄い綿の生地が使われるのに対し、風呂敷の素材には、綿、絹などが用いられています。
最近では、化繊(レーヨン、ポリエステル、ナイロンなど)や、再生繊維(ペットボトルやトウモロコシの再生)といった素材も使われるようになりました。伝統的なという見地でいけば、やはり綿や絹ということになりますが、その中でもブロードという生地が標準的に使われています。
ブロードは、衣料や寝具などにも使われていて、薄手でありながら丈夫な素材です。ときには、重い物を包むこともある風呂敷には、最適の素材といえるでしょう。

文字や模様は、最初から柄の入った生地を使うこともありますが、弊社の場合、オリジナルプリント(捺染)の風呂敷ですので、無地の生地に、お客様から要望のあった意匠を染めるといった形になります。現状、オリジナルプリントの風呂敷は、単色の生地に白抜き(抜染)となります。

一番多いパターンとしては、紺色の生地に白抜き(抜染)、ワインレッドの生地に白抜き(抜染)、緑の生地に白抜き(抜染)となっています。ロットが多ければ、他の色で作ることも可能ですので、一度お問合せ下さい。

さて、この風呂敷ですが、先の環境大臣、小池百合子さんが省エネのために風呂敷をといったコメントを出されたり、ご自身の講演会に風呂敷を配られたりしたことで、ちょっとした注目を浴び始めています。
確かに、過剰包装の問題が問われていますから、それに変わるものとして、風呂敷が着目されるのは当然といえば当然なのかも知れません。

それに、頑丈に包装された物を宅配便で送るよりも、そのままを風呂敷で包み、直接お渡しする方が、何ともいえない温かみがあるような気がします。もしかしたら、私たちが忘れかけた、人と人との心のつながりを、風呂敷や手拭いといった物が、思い出させてくれるのかも知れませんね。